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年明け早々、レヴューを書くには不向きな作品、という気も
多大にするのですが、今年一番はじめに読んだのがこれなのデス。

虚無。暴力。卑劣。屈折。
惨殺。拷問。陰謀。裏切。

そんなようなものが、超スピーディー(私には芝居のト書きのように
思えました。)な文体で書かれています。
或いは、パソコンにキーワードをバンバン入力していく感じ?
カットワークが頻繁なアクション映画を見ているような脳内処理が
慣れてくると快感かも。
とりあえず、いっきに全3巻読破。

とはいえ、ストーリーにはこれっぽっちの救いもないし、
惨いシーンのオンパレードだし、
よっぽどの物好きじゃなかったら、覚悟して読まないと、
読んでる途中、悪酔いしたみたいに具合悪くなるかも…。^^;

グロいシーンもたくさんあるし。
しかも、例えば拷問シーンなんて「想像を絶する恐ろしさ」というより
リアルに想像できちゃうところに、血の気が引く感がありまして。
私はその悪酔い感も含めて、ある程度は評価してるけれども。
文字の力だけで、他人をそこまで追い込むって、すごくない?(笑)

でも、もっと愕然としたのは、
これを読み終わった頃に、現実でも「四肢を切り離して惨殺」みたいな
事件がちょうど起こっていたこと。
人間、という生き物の持つ、残酷さと不可解さ、というのは、
「本当に存在するんだ」と思って、戦慄した。

そうそう、
仮に、これを読んでみるか、と思ったならば、
その前に「マルドゥック・スクランブル」を読まないと
面白みが減ります。
まずそっちを読むことを猛烈おすすめ。
(でも、マルドゥック・スクランブルが気に入ったからといって、
ベロシティが気に入る保証はどこにもないかも。)

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ベロシティに比べれば、スクランブルのほうは、一般的におすすめできる
SFハードボイルドエンターテイメント、だと思う。
特に、後半のカジノシーンは、カッコいい!し、登場人物や
台詞、ストーリーの構成にも救いがあるしね。



…とまぁ、相当ハードな作品から明けた2007年。
今年は、何冊読めるかなぁ。面白い作品、好きな作品に出会えるといいな。
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